心理テスト(?)の結果が出た。
「HSC(ハイパー・センシティブ・チャイルド)の可能性あり」。
何それ??
先生から聞いたとき、私の顔は「???」だったと思う。笑
簡単に言うと
「子供版の繊細さん」
だそうだ。
長女の性格は
・先生がみんなに対して怒っていても
自分だから怒られているんじゃないかと思ってしまう。
・人が怒られているのを見ると苦しくなる。
・私が長女に注意すると目つきが変わる。
・騒がしいのが苦手。
・物事を考えすぎるところがある。
・手伝いや勉強など、自分のペースでやらないと気がすまない。
いやぁ
HSCの特徴とハマり過ぎてる。笑
正直、最初は戸惑った。
これから先どうすればいいの?
今後も学校行けないのかな?
将来は大丈夫!?
一瞬にして頭の中をこれらがよぎった。
でも、先生からは
「大丈夫ですよ、お母さん。これは長女さんの個性なんです。上手く付き合って行けるよう一緒に考えていきましょうね。」
そっか。
これは個性なのか。
某タレントさんも「自分は繊細さんだ」と
言っていた。
でもしっかりと自分の好きな仕事をこなしている。
幸い、長女は休んでいる間に
自分の本当に好きなことを見つけたらしい。
それは
絵を描くこと。
昔から絵は好きでよく描いていた。
自分の好きなことを仕事にしたいと
思うようになったらしい。
この子の好きなことを
思う存分させてみよう。
色々と不安な部分はあるけど
この子個性なんだ。
大事に育ててあげよう。
そう思えるようになった。
中学3年のころ。
長女は受験生になった。
その頃もやっぱり学校に行けてなくて
でも、家にいる間もきちんと勉強はしていた。
成績はいい方だったけど
受験にはやっぱり出席日数も必須。
担任の先生とも相談して
特別学級に通わせてもらうことにした。
そこは
長女みたいな子が通う少人数のクラス。
他の学年、クラスの子は入れない。
静かな場所で
自分の好きな勉強ができる。
朝、体調が悪くて遅刻したとしても
出席扱いとしてくれる。
そこに入るには
校長先生との面談も必要になり、
「この子には必要な場所」
と認めてくれたら入室出来る仕組み。
長女にとってそこは
とても安心する場所になったようだ。
毎日とはいかなくても
以前に比べて学校に行ける日が増えた。
よかった。
本当によかった。
長女は行きたい高校があった。
それは夜間の高校。
旦那は反対した。
「なんで、お前は勉強が出来るのに
夜間の学校に行くのか?」
旦那の言っていることはよく分かる。
私たちの世代では
そこの高校の評判は悪かったから
心配してのことだろう。
でも、いくら頭のいい日中の高校に行っても
本人に取ってプレッシャーになり
また行けなくなってしまったら元も子もない。
それに、昔と今は違う。
中学の担任も言ってたけど
その高校の先生の評判は物凄くいい。
私も長女の性格上
そこの高校が合ってるような気がしてた。
本当になんとなくだけど・・。
そして
受験が終わり無事合格。
今のところ毎日学校に行けている。
今まで
「学校なんて無くなればいい」
としか言わなかった長女の口から
「学校が楽しい!」
という言葉がでた。
親としてはこんなに嬉しくて
安心する言葉はないだろう。
これから先
HSCが原因で色々と
悩むことも出てくるかもしれない。
でもこれは
長女の個性であり
どうにかして乗り越えられるよう
私たちも応援していく。